転勤帯同して「気分が落ちこむことが多い…」「やる気が出ない」「今後の人生について考えると虚しくなる」…心当たりがある場合は転勤うつかもしれません。
私自身、初めて転勤帯同した土地で専業主婦をしていた時に感じた感情です。
新天地で夫以外、話し相手すらいない。気分転換するにも気軽に誘える友達もいない。夢中になれる趣味もまだない。
最初は自由な時間を楽しめたていたのに孤独で単調な日々に飽きてしまい、とうとう「自分の人生ってなんなんだろう?」と考えてしまったり。
今回は、そんな転勤うつ状態からどうやって脱したのか実体験を交えてをお話します。

転勤でうつっぽくなる理由
・環境の変化(引っ越し・職場・友人)
・仕事やキャリアの中断
・孤独感(社会から切り離された感覚)
・慣れない土地や文化の違い
・唯一の繋がりである夫は仕事で忙しく、帯同した妻が1人になりやすい構造
このように生活が一変する転勤は、帯同する家族にもかなり精神的負担があります。
そんな中で心が疲れてしまうのは当たり前。新しい環境に馴染めない自分を責めないようにしましょう。
転勤うつ予防のためにできること
ここからは、うつ予防になるものをいくつかご紹介します!
運動する
専業主婦になってからは、日中体力を使わないせいで良い睡眠がとれなくなりました。
会社で働いているときに比べると緊張感や疲労感はなく、日中あまり体を使っていないために夜も元気。まったく眠くならない。どんどん生活のリズムが崩れ、不規則な夜型になっていきました。
しかし、ちゃんと寝るのがメンタルにも効く。スポーツジムに通ったり、新境地を開拓するつもりで散歩したり…と夜にしっかり寝て生活リズムを整えることで余計なことを考えなくなっていきました。
朝ごはんを食べる
自分のペースで生活していると朝ごはんも適当になりがち。夫が帰宅する時間に合わせて作る晩ご飯以外は1人なので、なんとなく適当な時間に適当なもので済ませる食生活でした。
しかし、スポーツジムのトレーナーから「朝ご飯は食べたほうがいい」と言われ、少しずつ食生活も整えていきました。そうすると、便秘気味だったのに毎朝便意を感じられるようになって体内の循環が良くなっていきました。
また咀嚼することでリズム運動になり、幸せのホルモンと言われるセロトニンが分泌されるのも嬉しいポイント。
朝ごはんを食べる習慣がない方は、まずはバナナや豆乳など軽めのメニューで少しずつ摂って慣らしてみましょう。
仕事する
これに関しては人によるかもしれません。
専業主婦を1半年やってみて、うまく時間や体力を使えず余計な事を考えて気分が落ちてしまうことが多かったので、私には専業主婦の適正がありませんでした。
働くことが嫌いではかったので、扶養内パートを始めてみると気分の落ち込みがだいぶ減りました。何かに属することで、夫だけしかいなかった世界が少し広がったように感じました。友達ではなくても、家族以外に世間話できる相手がいるというのは、思ってる以上に大きかったのです。
気分転換もできてお金も貰えるので、専業主婦を楽しめないタイプの方は無理ない程度に働くのもオススメです。

趣味を作る
没頭できるようなものを見つけると生活に楽しみができるので、興味があることを新たに始めるのも良いでしょう。
私自身、転勤帯同当初は趣味らしい趣味がなく、日々なんとなく動画配信サービスで映画やドラマを観て時間を潰していました。
しかし「せっかく新しい環境になったし、今までやったことないことを始めてみよう!」と洋裁を習ってみることにしました。そうすると、手芸屋さんに出かけたり洋裁の本を探しに本屋さんに行ってみたり…と外出の機会も増えて楽しくなってきて、生活に対する虚しさを感じなくなってきました。
何から始めればいいかわからない方は、学生の時や幼少期にハマったものを思い出してみるとヒントになりますよ。
↓趣味を探すために何から始めればいいかわからない方はこちらの記事もオススメです↓
スクールに通う
職業訓練や習い事など、スクールに通うのはオススメです。世界が広がるのはもちろんですが、何かを学ぶ環境でのコミュニティは前向きな関係を構築しやすいので好循環が生まれます。そして作業で頭や手を動かし続けることで、小さくても自信を積み上げられるという点も良い循環を生みます。
私は半年間の専業主婦を経てから、半年間職業訓練に通いました。WEBデザインのスクールでしたが、年齢関係なく切磋琢磨できる環境で友人ができ、スクールが終了してもたまにお茶やランチに誘えるようになりました。
転勤帯同でポッカリと時間が空いてしまい戸惑っている方や、キャリアの中断に落ち込んでしまう方は【今まで興味はあったけど後回しにしていたこと】に挑戦してみる機会かもしれません。

地域のコミュティに参加する
サークルや地域のお祭の有志、フリーマーケット、イベントなどに参加してみる。こういったものに前向きに参加することで、自然と顔見知りが増えて外の世界との繋がりができていきます。
「数年で離れてしまう地域なら、今いる間にこの土地をしっかりと楽しみ切ろう!」と開き直って積極的に参加してみるのもいいかもしれません。
私は東北に来て初めて青葉まつりですずめ踊りを観たときに、すずめ踊りのチームを調べて「翌年参加しようか?」と考えたことがあります。仕事や趣味が見つかっていなかったら、参加していたかもしれません。
仕事の繋がりや年齢関係ないコミュニティに属するというのも、価値観が広がり友人ができやすいので友達が欲しい方には良い方法だと思います。
まとめ
・暇な時間を減らす
・今の生活に無い要素を足してみる
ここまで紹介してきたものに共通していることです。
今までの環境が急に変わってしまうことで、戸惑ったり自信が無くなって不安定になるのは仕方がないこと。むしろ当たり前だと思います。
逆に一番してはいけないのは【新しい環境に馴染めない自分を責めること】です。
まずはできることから少しずつ試してみて、自分に合う方法をゆっくり探してみてください。
何をしてみてもダメ…という方は、パートナーに相談してみるのも大切です。
1人で考え込まず、今感じていることをシェアしてみたら1人では考えつかなかった答えが見つかるかも知れません。
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